ティアックは、「オーディオ&ホームシアター展2014」の会場でDSD対応のハイレゾ・ポータブルプレイヤー「HA-P90SD」を参考展示している。先に登場したUSB-DAC搭載ヘッドフォンアンプ「HA-P50」がベースとになっているため、「プレイヤー付きのヘッドフォンアンプ」と言ったほうが適切かもしれない。
細かい仕様は未公開だが、少なくとも5.6MHzまでのDSDを含むハイレゾ音源再生が可能。メモリは内蔵せず、側面にmicroSDカードスロットを備えている。またHA-P50の名残か、底面にUSB入力端子を装備。スマートフォンのデジタル接続が可能だという。上面には小さな有機ELディスプレイを備え、各種設定や再生楽曲を表示できる。そのほか、発売時期や価格は未定だ。
その横に展示されていた「HR-S101」は、同社「Referenceシリーズ」のエントリーに位置づけられるコンパクトなオーディオシステムだ。これまでのReferenceシリーズと異なるのは、2Wayブックシェルフ型のステレオスピーカーがセット販売されること。よりハードルの低いハイレゾシステムを「次世代のマイクロコンポ」(同社)として訴求する構えだ。
アルミ製のキャビネットを採用したメインユニットは、182(幅)×53(高さ)×191(奥行き)ミリと非常にコンパクト。縦置きも可能で、立てるとスピーカーと高さが共通となり、省スペース。光デジタルの外部入力も備えているため、PCの横に置いて手軽なPCオーディオシステムとして利用できるだろう。
DACはバーブラウンの「PCM1796」。PCとUSB接続して最大192kHz/24bitのハイレゾ音源を再生できる。アシンクロナスモードやアップコンバージョンもサポートするなど、技術トレンドをカバーした。内蔵アンプの出力は26ワット+26ワット。
また、Bluetoothを内蔵しており、スマートフォンなどからのワイヤレス再生も可能だ。コーデックは通常のSBCに加えてAACやapt-Xをサポートする。
「HR-S101」は11月に発売予定で、価格は4〜5万円程度を想定している。
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