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ドラマの見逃しをなくす「ドラ丸」搭載、シャープがBDレコーダー新製品を発表アニメでも(2/2 ページ)

» 2015年01月15日 10時30分 公開
[ITmedia]
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設定は柔軟、アニメに変更することも

 「ドラ丸」の設定画面では、よりユーザーごとのニーズに合わせた設定が行える。前述のように「ドラ丸」は地上デジタル放送のみを対象としているが、録画する地上デジタル放送局を選択したり、録画する時間帯を任意に設定することができる。録画モードも出荷状態では「5倍モード」となっているが、ユーザーが全体あるいは番組ごとにマニュアルで設定することもできる。

自動録画を行う時間帯や地デジ放送局を選択できる

 ユニークなのは、「ドラマ」のほかに「アニメ」が選択できること。排他設定のため、「アニメ」にすると「ドラマ」は録画されなくなるが、上で説明したドラマの“丸録り”とまったく同じ形でアニメをまるごと録画させることができる。ドラマ同様、番組改編期に面倒な録画予約をする必要はない。

「アニメ」の丸録りも可能

 なお、今回の新製品ではWチューナーモデル以上が「ドラ丸」の対象となっているが、同じ時間帯に3つ、あるいは4つ以上のドラマが放送される場合は優先順位に従って録画する番組を選択する仕組みになっている。「まず放送が早く始まったほうのドラマを優先する。それでも重なっている場合はチャンネル番号の若いほうを録画する」(同社)。もっとも、同社が過去数年間のドラマ放送時間を調査したところ、4つ以上の番組が重なるケースはなかったという。ただ、3つの番組が重なるケースは1週間に数回はあるため、「ドラ丸」を活用するならトリプルチューナーモデルがオススメのようだ。

SeeQVaultは過去のモデルも対応

 もう1つ、新製品の大きな特徴といえるのがSeeQVaultのサポートだ。SeeQVaultはUSB-HDDなど外付けストレージの新しい著作権保護規格で、対応するレコーダーやテレビの間では外付けHDDを付け替えても録画済み番組を再生できる。ただしメーカー間の互換性は確保できておらず、シャープの場合も動作を保証できるのは同社製品のみとなる。

 シャープの場合、2013年の1月以降に発売したモデルもネットワークバージョンアップでSeeQVaultに対応するという。今回の新製品は5月を目標にアップデートを実施。過去モデルに関しては、一部システムが異なるモデルを除き、順次アップデートで対応していく。「過去モデルのスケジュールに関しては、後日あらためて発表する」としている。

トリプルチューナーの上位モデルはリムーバブルHDD「SHDD」に対応(左)。リモコン(右)

 このほか、録画リストの表示画面や録画番組の再生中にリモコンの「(ポップアップ)メニュー」ボタンを押すと、自動的に約5分間隔(または約2分30分間隔)で番組の映像を切り出し、サムネイルのように並べる「見どころポップアップ」、番組を視聴しながら番組表で録画予約も行える「2画面機能」などをシャープ製レコーダーの特徴といえる機能を継承。NexTV-Fの仕様に準拠したリモート視聴や、オペレータがユーザーのレコーダーを遠隔操作しながらサポートしてくれる「あんしんリモートサポート」も全モデルが対応した。

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