博報堂のプロダクト・イノベーション・プロジェクト「monom」(モノム)とユカイ工学は、共同開発中のロボットドール「iDoll」(アイドール)プロトタイプの詳細を発表した。同時に、iDollの魅力を伝える2人組アイドルユニット「あい☆どーるず」のデビュー曲およびミュージックビデオを公開している。
iDollは、動きをコンテンツとして楽しむためのロボットドール。高さは本体のみ(台座部を除く)で15センチほどで、10カ所の間接を動かしてダンスやあいさつ、一発ギャグなど、さまざまな動きを音声とともに再生できる。間接を駆動する15個のマイクロモーターは台座部分に搭載した。
iDollの操作はスマートフォン用のアプリ「iDoll PLAY」で行う。「歩く」(移動はしない)「ジャンプ」といったアクションはもちろん、歌に合わせたダンス、漫才などを選ぶだけで再生できるという。また複数台を同期させ、同時に動かすことも可能だ。
両社は今後、iDollの動作プログラムを作成するためのPC用ソフトウェア「iDoll EDIT」を提供するほか、アクションデータのダウンロードしたり、制作した動きを発表・交換できる場としてのコミュニティサイト「iDoll CIRCLE」を開発していく。現時点で製品版のスペックやソフトの仕様といった詳細は未定だ。今後はiDollを市場に出すことを目指し、共同で量産と販路開拓を行える製品化パートナーを募集している。
「あい☆どーるず」は、iDoll専用のキャラクター2人で構成されるアイドルユニット。ツン&クールな「ヒカリ」とボーイッシュだけど心は乙女な「ミキ」が、デビュー曲「お先にフューチャー」の歌と踊りを通してiDollの魅力を伝えていくという。キャラクターデザインは、PIXIVなどで活躍中の漫画家/イラストレーターの「TNSK」氏、声優にはニコニコ動画で人気の「ななひら」氏と「桃箱」氏を起用。デビュー曲は、著名ボカロPの「キャプテンミライ」がプロデュースした。また有名アーティストやアイドルへの振り付けも行っている「ANDY」氏が振り付けを担当している。
なお、iDollおよび「あい☆どーるず」は、3月14日から18日まで米オースティンで開催されるトレードショー「SXSW」(サウス・バイ・サウスウェスト)に展示されている。
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