BRAVE ROBOTICSとアスラテックは6月12日、全長約3.5メートルでクルマに変形できるヒト型ロボット「ジェイダイト・ライド」(J-deite RIDE)の共同開発を開始したことを明かした。ロボットの制御システムにはアスラテックの「ブシドー・オーエス」(V-Sido OS)を使用し、ハードウェア面はBRAVE ROBOTICSが担当。2017年度中の完成を目指す。
ジェイダイト・ライドは、両社が参画する変形ロボット製造プロジェクト「Project J-deite」の一環として開発されるもので、2014年10月に同プロジェクトで制作された全長約1.3メートルの変形ロボット「ジェイダイト・クォーター」(J-deite Quarter)の上位モデルとなる。
ジェイダイト・ライドはヒト型の状態では二足歩行ができ、クルマの状態では実際にヒトが乗って運転できるようになるという。無線/有線による無人遠隔操縦も想定している。2人まで乗車が可能で、本体重量は700キロ。フレームにはアルミニウム合金を採用し、リチウム系バッテリーなどで駆動する。変形所要時間は10秒以内。
ヒト型状態でのサイズは2.5(幅)×2.1(奥行き)×3.5(高さ)メートル、車輪最高速度は時速30キロ、歩行最高速度は時速10キロ。クルマ状態でのサイズは1.7(幅)×3.8(奥行き)×1.4(高さ)メートル、車輪最高速度は時速60キロとなる。
なお、いずれも現時点での想定スペックとなっており、開発過程はのProject J-deiteのWebサイトで順次公開していく予定だ。
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