番組WebサイトをQRコードで表示してくれるBDレコーダー、シャープから

» 2015年10月13日 13時00分公開

[ITmedia]

　シャープは10月13日、Blu-ray Discレコーダー「AQUOSブルーレイ」の新製品として、「スマートフォンQRコード表示」機能を搭載した8機種を発表した。視聴しているテレビ番組のWebサイト（URL）をQRコードに自動変換して表示する業界初のレコーダーだ。

AQUOSブルーレイの新製品「BD-T3800」（3チューナーの3Tバイトモデル）

　リモコンの「QRコード（番組情報）」ボタンを押せば、番組情報と一緒にQRコードが表示される。これをスマートフォンなどで読み取れば、視聴している番組のWebサイトへすぐにアクセスできる仕組みだ。

「スマートフォンQRコード表示」機能

QRコードをスマホで読み取れば、視聴している番組のWebサイトへすぐにアクセスできる

　例えばドラマを見ていて「この俳優さん、だれだっけ」と思ったらWebサイトでキャスト情報を参照。また情報番組に登場したお店の情報やスポーツ番組で選手の過去の戦績などを参照できる。

　「最近はドラマのWebサイトで劇場版の前売り券を購入できるケースがあるなど、番組サイトも充実している。そうしたコンテンツにより手軽にアクセスできるようにした」（同社）

　もう1つの新機能は、増えすぎた録画リストを見やすく整理してくれる「まと丸」だ。録画番組一覧を表示しているときにカラーボタンの「緑」を押すと、番組名が同じタイトルをまとめてフォルダを生成する仕組み。フォルダ内の番組は一括操作が可能で、例えばダビングや消去、保護するといった操作や設定をまとめて行える。

「まと丸」は番組名が同じタイトルをまとめてフォルダを生成する

「ドラ丸」も進化

　ドラマ好きのための見逃し防止機能「ドラ丸」も進化した。ドラ丸は、連続ドラマの新番組をすべて4週間分、自動的に録画してくれるというもの。新製品では、従来機ユーザーからの意見を反映してリモコンに「ドラ丸」ボタンを追加し、ドラ丸の画面へダイレクトにアクセスできるようになった。

リモコン左下に「ドラ丸」ボタンを追加

　また、ドラマ登録の柔軟性が向上。番組表から任意のドラマを選んでリストに追加できるようになった。例えば番組改変期を過ぎてしまい、2話目、3話目が放送されている状態でもドラマを登録できる。操作は録画予約画面を表示して「ドラ丸予約」を選択するだけ。4週間分は自動録画されるため、それを見て継続視聴するかを判断することができる。

「ドラ丸」の機能追加。番組改変期を過ぎてしまい、2話目、3話目が放送されている状態でもドラマを登録できるようになった

　録画番組を時間ごとにサムネイル表示することで、内容がざっくりと理解できる「番組まるわかり」機能には、新たに1画面で60個のサムネイルを表示するモードが追加された。従来の24個の画面と任意に切り替えて利用できる。「サムネイル作成のもっとも細かいモードでは1分ごとの画面を切り出す。すると24個のサムネイルでは24分間しかサムネイルができないことになり、ユーザーからは『せめて60分番組に対応してほしい』という声が寄せられていた」（同社）

「番組まるわかり」機能には、1画面に最大60個のサムネイルを表示するモードが追加された

　そのほか、サムネイル表示画面が上記の「まと丸」と連動し、「次の番組」を選択すると、まるでページをめくるように同じフォルダ内にある次の番組に推移すなど、使い勝手の面で細かい改善も行われた。

　AQUOSブルーレイの新ラインアップは、3チューナー機が3Tバイトから1Tバイトまでの3モデル、2チューナー機は2Tバイトから500Gバイトまでの4モデル、シングルチューナー機は500Gバイトのみの1モデル。なお、Wチューナー機にはホワイトモデルも用意されている。発売日はすべて10月29日。価格はオープンプライスとなっている。

2チューナーモデル（左）とシングルチューナーモデル（右）の外観

ホワイトの「BD-W1800W」は2チューナーの2Tバイトモデルだ


型番	BD-T3800	BD-T2800	BD-T1800	BD-W2800	BD-W1800	BD-W1800W	BD-E580	BD-S580
HDD容量	3Tバイト	2Tバイト	1Tバイト	2Tバイト	1Tバイト	1Tバイト	500Gバイト	500Gバイト
チューナー数	3			2				1
実売想定価格	12万円前後	9万円前後	8万円前後		7万円前後		6万円前後	5万5000円前後
発売日	10月29日