もう1つ、DMR-UBZ1を使ってみて「これはいい!」とヒザをたたいたのが、定額制動画配信サービス「NETFLIX」(ネットフリックス)の4K動画コンテンツの再生だった。
DMR-UBZ1は当然のことながらUHD BDで採用されるHEVCデコーダーを搭載しており、同じようにHEVCコーデックを採用しているNETFLIXの4K動画コンテンツ再生が可能なのである。DMR-UBZ1にLANケーブルをつないでネット環境に入ってNETFLIXにアクセス、月額1450 円の「プレミアム・プラン」を選んでカード決済手続きをすれば、配信されている4K動画を自在に楽しむことができるわけだ。
現行Blu-ray Discで採用されたコーデックMPEG4 AVCに比べて約2倍の圧縮効率をHEVCだけに、4K動画が楽しめる「プレミアム・プラン」を選んでも、通信接続スピードはBD ROMの映像転送レートよりも低い25Mbpsで十分とのこと。
ぼくのような洋画・洋楽育ちにとって、NETFLIXの4Kコンテンツは宝の山といっていい。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズや1960年代に大活躍した黒人女性シンガー、ニーナ・シモンのドキュメンタリーなど、2人とも個人的に関心の深いミュージシャンだけに食い入るように観た。両作品ともにNETFLIXのオリジナル作品だが、その内容はとても充実している。
この2作品は、驚くような超高精細感を訴求するものではなかったが、映像圧縮に起因するノイズが気になるようなことはなく、まずは安心して楽しむことができた。また、ドルビーデジタルプラス5.1ch音声についても、ロスレスコーデックのドルビーTrue HDやDTS-HD MAなどに比べて大きな落差感を抱かせるものではない。
そんなわけで、DMR-UBZ1で観るNETFLIXの4K動画コンテンツを夢中になって楽しみながら、映像転送レートが4倍以上となるUHD BDの超高画質に圧倒される日を指折り数えて待っている今日この頃だ。
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