アイ・オー・データ機器は3月2日、「fidata」(フィダータ)ブランドのオーディオ向けNAS「HFAS1」シリーズ用の最新ファームウェア「Ver.1.20」を公開した。新たにUSB-DACの接続に対応し、プレーヤーとして利用できるようになった。
USB-DACやUSB-DAC機能付きのアンプなどと接続することで、HFAS1がハイレゾ対応プレーヤーのように利用できる。同社は「これまでネットワークオーディオに躊躇していた方も、ネットワークオーディオサーバとプレーヤーをひとまとめに導入できる」と手軽さをアピールしている。
USB-DACを接続する場合、最大384kHz/32bitのリニアPCM、最大11.2MHzのDSD(DoP)ネイティブ出力に対応する(ただし、再生性能はUSB-DACに依存する)。その際、操作はタブレットやスマートフォンで行うことになるが、OpenHome Mediaに対応したコントローラーアプリが利用できる「OpenHome」と、DLNA互換のDMC(Digital Media Controller)アプリに対応した「DMR」の2モードを備えた。OpenHomeモードでは、HFAS1にプレイリストを記憶できる”On Device Playlist”や曲間を無音時間なしで継ぎ目なく再生する”ギャップレス再生”に対応する。なお、動作確認済み接続機種は同社サイトに掲載されている。
HFAS1シリーズのラインアップは、SSD搭載モデル「HFAS1-S10」とHDD搭載モデル「HFAS1-H40」の2種。価格はHFAS1-S10が37万円、HFAS1-H40が32万円(いずれも税別)となっている。
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