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フォステクス「HP-A8」がDSD 11.2MHz対応の“MK2”に進化!据え置き型DACの草分け

» 2016年07月01日 13時57分 公開
[ITmedia]

 フォステクスカンパニーは7月1日、USB-DAC搭載ヘッドフォンアンプ「HP-A8MKII」を発表した。ロングセラー商品「HP-A8」のバージョンアップ版だ。7月下旬に発売する予定で、価格は10万円(税別)。

「HP-A8MKII」

 32bit DACの「AK4490」とオールディスクリート回路を搭載したヘッドフォンアンプ。自社開発のUSBドライバーを採用し、PCM音源は最大192kHz/32bitまで対応。さらにDSD 11.2MHz(ASIO)の再生もサポートした。ただし、Macと接続した場合は5.6MHzまでとなる。また従来機同様、背面のSDカードスロットからのハイレゾ音源再生も可能だが、DSDは2.8MHzまでに限られる。

 44.1k/48kHz系それぞれに独立した内蔵クロックを搭載しているほか、レベル調整用に高精度のオーディオグレード電子ボリュームを採用。大容量トロイダル電源トランスなどぜいたくな部材を投入。4種類のデジタルフィルター切り替え機能や、4倍アップサンプリング機能、ヘッドフォン出力のゲイン切り替えといった機能も持つ。

背面端子

 デジタル入力は、USB端子のほかに光デジタルや同軸デジタル、AES/EBUを装備。いずれも192kHzまで入力が可能だ。一方のアナログ出力は、RCAピンとヘッドフォン用のステレオ標準ジャック。16〜600Ωのヘッドフォンを接続できる。また光デジタルと同軸デジタルの出力も備えた。

 本体サイズは213(幅)×78(高さ)×315(奥行き)mm。重量は約3.8kg。

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