Olasonicのスピーカー製品の最大の特徴は、卵型をしたスピーカーキャビネットにある。この形状は、剛性を高めるだけでなく、音の定位性を高めるメリットがあるという。
TW-D77OPTでは、先代と比較してスピーカーのサイズを約20%大きくし、パッシブラジエーターや周波数特性も見直したことによって、低音再生時の音質を高めている。
スピーカーの駆動面では、音声出力の小さい時にキャパシターで充電して、出力が大きい時に放電する「スーパーチャージドドライブシステム(SCDS)」を先代に引き続き搭載している。これにより、低消費電力と大出力の両立を実現している。
と、ここまではTW-D77OPTの特徴を述べてきたが、「実際に使ってみてどうなのか?」というところが肝心要なところだろう。
まず、音が聞こえづらい時の実害が一番大きいであろう報道番組を視聴してみる。
すると、テレビ単体の時と比べて声がよりはっきりと、明瞭に聞こえてくるように感じられた。「もしかしたら幻聴かも……」と思い、テレビの内蔵スピーカーで録画分を視聴しなおしたところ、有意な差を感じることができた。効果はてきめんだ。
次に、声を楽しむという意味で報道番組とは別の意味で聞き逃した時の残念さが半端ないアニメを視聴してみよう。
明らかに声がよりハッキリ聞こえる。リモコンで「BASS BOOST(ベースブースト)」を押すと、低音の迫力も増す。こちらもテレビの内蔵スピーカーで録画分を視聴しなおしたが、間違いなくTW-D77OPTの方が明瞭な音を再生している。
この他、何本か洋画やドラマも視聴したが、そのどれを取ってもせりふの聞き取りやすさや音楽の明瞭さが増していた。
個人的に便利なのがアナログ音声入力だ。スマホとつないで保存してある音楽を再生してみると、単体で再生するよりもはるかに良い音が出る。スマホ本体のスピーカーと比べるのはどうなのか、という意見は百も承知だが、スマホに保存した音をよりキレイに、より気軽に楽しむ道具としても便利であることは間違いない。
テレビやスマホをより楽しむための“お供”として、TW-D77OPTはなかなか侮れない。テレビやスマホでの映像・音楽体験をちょっぴり“リッチ”にする手段として検討してみてはいかがだろうか。
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