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オンキヨー、初のハイブリッド型イヤフォンと完全独立型ワイヤレスイヤフォンを秋に発売――「KIRIヘッドフォン」も進化中ポタフェス2016 in 東京・秋葉原

» 2016年07月16日 13時51分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 7月16日(土)に開幕した「ポタフェス2016 in 東京・秋葉原」。オンキヨーブースでは、日本初公開のカナル型イヤフォン「E900M」とワイヤレスイヤフォン「W800BT」を参考展示しています。

オンキヨー初のハイブリッド型イヤフォン「E900M」。ゴールドのリングが高級感を演出しています

 E900Mは、オンキヨーの新しいフラグシップとなる製品で、現行「E700M」の上位機に位置付けられます。E700Mがダイナミック型1基だったのに対し、E900Mはオンキヨー初のハイブリッド型。6mm径のダイナミック型ドライバーと1基のバランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載した3Wayで、再生周波数帯域は5〜4万Hz、インピーダンスは16Ωというスペックになります。またMMCXコネクターを採用した着脱式ケーブルもうれしいポイントです。

MMCXによる着脱式ケーブルを装備しています。

 一方のW800BTは、ケーブルのまったくない完全独立型ワイヤレスイヤフォン。イヤフォン本体は8.6mm径ダイナミック型ドライバーを搭載した密閉ダイナミック型で、6〜2万2000Hzの再生周波数帯域を持っています。Bluetooth 4.1で接続し、1回の充電で3時間の利用が可能。また付属のケースにも充電池が内蔵されていて、本体を5回も充電できるため、3時間×5で計15時間も使えます。

完全ワイヤレスの「W800BT」

 E900M、W800BTは、どちらも今秋発売を目指して開発中。価格は未定です。

 また、オンキヨーブランドの70周年記念モデルとして開発している「KIRIヘッドフォン」も開発が進み、バージョンアップしていました。進化のポイントは2つ。桐製ハウジングを楽器で使われるセラックニスで塗装し、「音質に影響させずに保護できる」ようになりました。

「KIRIヘッドフォン」はハウジングに桐(きり)を採用したヘッドフォン。正式発表後は同社のハイエンドモデルに位置付けられます

 もう1つは50mm径ユニットのエッジ部分を以前より柔らかくしたことで、低域が出るようになりました。測定方法にもよりますが、高域に関してはハイレゾ音域(〜4万Hz)を軽くオーバーするスペックを持っているそうです。こちらも正式発表が楽しみです。

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