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目指すは“世界最高峰”――Astell&Kernが新フラグシッププレーヤー「A&ultima SP1000」を発表

» 2017年05月16日 11時40分 公開
[ITmedia]

 アユートは5月16日、“Astell&Kern”ブランドの新しいフラグシップモデルとなるハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「A&ultima(エー・アンド・ウルティマ) SP1000」を発表した。ボディ素材が異なるステンレスモデルとカッパーモデルをラインアップする予定で、ステンレスモデルの価格は3499米ドル(税別)。カッパーモデルは未定だ。また日本での発売日や価格については「決定次第、発表する」としている。

「A&ultima(エー・アンド・ウルティマ) SP1000」

 「A&ultima」は、“世界最高峰”をコンセプトとした新しいプロダクトライン。Astell&Kernの技術をすべて投入し、新たに設計し直したという。

 SP1000は、旭化成エレクトロニクスの最新DACチップ「AK4497EQ」をデュアル構成で搭載し、最大384kHz/32bitのPCM音源とDSD 256(11.2MHz)のネイティブ再生をサポート。超低ジッターの200Fsを実現したVCOXクロックの採用や従来以上の低歪(ひずみ)、低ノイズを実現した回路設計が特徴だという。もちろん2.5mm径の4極バランス出力端子も備えた。

5インチタッチパネル付きディスプレイは720×1280ピクセルのHD解像度

 操作性も向上した。5インチタッチパネル付きディスプレイは720×1280ピクセルのHD解像度。オクタコアCPUと新GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)で高速化を図り、新開発のマルチファンクション・ホイールキーなどで直感的な操作を可能にしているという。

新開発のマルチファンクション・ホイールキーを装備
背面

 内蔵メモリは256GBで、microSDカードスロットを1基装備。USB3.0(Type-C)採用で高速データ転送に対応する。またWi-FIやBluetoothも内蔵。Wi-FIを通じてDLNAネットワーク機能「AK Connect」が利用できる。またBluetoothのコーデックにはSBCとaptX HDを採用した。

 内蔵のリチウムポリマーバッテリーは3700mAh。高速充電に対応し、約2時間で最大約12時間の連続再生が可能だ(96kHz/24bit FLACをローゲイン設定、50%音量で再生した場合)。

 本体サイズは約75.8(幅)×132(高さ)×16.2(厚さ)mm。重量はステンレスモデルで約386g、カッパーモデルは387gとなっている。

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