「最近の若者はダメ」というが、本当にそうなのかちきりん×中田宏、政治家を殺したのは誰か(5)(6/6 ページ)

» 2012年01月20日 08時02分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
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中田:ノウハウ本を読んだからといって、みんながそこから学べるわけではありません。でもノウハウ本もときとして役に立つ。実体験がある人にとっては、そこに書いているあることを自分の頭で整理することができるから。また次なる一手をどうするか、といった点でも役に立つでしょうね。

ちきりん:ノウハウ本も実体験なく鵜呑(うの)みにするのではなく、実体験を整理する手段として活用するってことですね。なるほど。

中田:逆に言うと、実体験がない人にとって、ノウハウ本を役立てることは難しいのではないでしょうか。「0」であれば、どんな数字を掛けても「0」にしかならないという論理ですね。

続く

2人のプロフィール:

ちきりん

兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。著書に『自分のアタマで考えよう』『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』がある。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN

 →Chikirinの日記

 →中田宏さんと対談しました!(Chikirinの日記)

中田宏(なかだ・ひろし)

衆議院議員(3期)を経て、平成14年に横浜市長に就任し2期務める。横浜市の累積借入金を約1兆円純減、ごみ排出量40%削減、市営地下鉄、市営バス、水道局の黒字化など数々の改革を通し市財政を再建。現在、青山学院大学院などの客員教授を務めながら、全国各地での講演活動や本の執筆など多方面で活躍中。

2011年10月に発売された政治の利権構造を赤裸々に綴った『政治家の殺し方』(幻冬舎)は、Amazon.co.jpのベストセラー1位を獲得するなど好評を博している。


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