「F900i」の指紋認証とテレビ電話機能に迫る(1/2 ページ)

» 2004年02月18日 03時34分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 これまで2回にわたってF900iの使い勝手をお伝えしてきた。最後はテレビ電話機能と、識別能力が大幅に向上した指紋認証機能の使い勝手を試した。

使い勝手が向上したテレビ電話

 FOMAの目玉機能の一つであるテレビ電話機能は、使い勝手が向上している。キャラ電に対応したのも大きいが、代替画像(自分の代わりに相手に見せる画像)の切り替え、親画面と子画面の入れ替えもソフトキー1つで行えるようになった。

 テレビ電話の動画は、前モデルの「F2102V」と同様ソフトウェアでエンコード/デコードするタイプ。ハードウェア処理を行う「P2102V」と比べてディテールの表現力が劣るのはF2102Vと変わっていない。この傾向はエンコードで顕著に現れ、F900iとP2102Vでテレビ電話を行うと、P2102V側(F900iでエンコード)の表示はかなりのっぺりとした画質になる。デコードも少々クセがあるようで、動き優先に設定すると、画面の一部で変化があった部分が強調されるような不自然な画質になる。

 左がF900i、右がP2102Vでのテレビ電話の表示。それぞれ画質の設定は標準に設定した。P2102Vの表示、つまりF900iでエンコードされ、送信された動画はディテールの表現に乏しく、全体に甘めの画質だ

 実用面で不満を感じるほどではなく、テレビ電話中のマルチタスクもF2102Vに比べれば幾分スムーズであるなど改善が進んでいる印象も受ける。ただテレビ電話の画質にこだわるなら、専用チップを搭載する端末を待った方がいいかもしれない。

認識率が格段に向上した指紋センサー

 F505iに続いて搭載されたのが、今や富士通端末のアイデンティティともいえる指紋センサー機能。基本的には暗証番号の代わりに利用するものだで、セキュリティ機能をより気軽に利用する気にはなる。

 F505iから大きく変わったのがセンサーの形状だ。指先を四角いセンサーに押し付けるタイプから、ラインセンサー上に指をすべらせるタイプに変更された。このタイプの指紋センサーはHPのiPAQ Pocket PCシリーズにも採用されている。

 指をすべらせる分、手間が増えそうなイメージもあるが、使ってみると格段に認識しやすくなっていることが分かる。センサー部を窪ませて正確に指紋をトレースしやすい形にしていることもあってか、筆者が利用した限り、ほぼ100%の確率で認識した。

 送話口にあたる部分に内蔵された指紋センサー。センサー部分は窪んでおり、指をあてやすくなっている
 指紋は複数登録して切り替えて利用できる。指紋認証が必要な場合には画面が切り替わり、自動で指紋センサーがオンになる。代わりに暗証番号を入力することも可能だ
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