ザ・シューター/極大射程「すごい車だ、写真を撮るぜ」Mobile&Movie 第262回

» 2007年06月08日 23時46分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名ザ・シューター/極大射程(Shooter)
監督アントワーン・フークア
制作年・製作国2007年アメリカ作品


 今回ご紹介するのは、元海兵隊員のスナイパーが無実の罪をはらすため、国家権力と戦う『ザ・シューター/極大射程』。主人公のスワガーは、突然自宅にやってきた車のナンバーをさりげなく携帯電話のカメラで撮影します。

 海兵隊の特殊部隊で優秀なスナイパー(狙撃手)として、活躍してきたスワガー(マーク・ウォールバーグ )。しかし、治安維持のため訪れたアフリカでの、現地の治安維持の任務において、致命的な失敗をしてしまいます。その時、相棒だった親友ドニーまで失い、スワガーは責任を感じて海兵隊を辞め、愛犬と山奥で暮らしていました。

 それから数年後、隠遁生活を送るスワガーのもとに軍の幹部・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)がやって来ました。スワガーのかつての活躍に感謝を述べ、頼みがあると言ってきたジョンソン大佐。スワガーは、突然の来訪の真の目的を疑いながらも話を聞くことに。大統領の暗殺計画が発覚し、それを防ぐためにスワガーの力を貸してほしいというのです。おそらく大統領は遠方から狙われるので、スワガーには狙撃地点を推定してもらいたいと。

 一度は軍の仕事から足を洗ったスワガーでしたが、大統領の身を守るためならと依頼を受けることにします。海兵隊を辞めて、何年も経ってからの申し出にどこか引っ掛かるスワガーは、ジョンソン大佐が車で帰る時に

 「すごい車だ、写真を撮るぜ」

 と携帯カメラで、車のナンバーを撮影。“念には念を”ということで、証拠写真を残しておいたのでした。

 その後すぐに山から出て、久しぶりの仕事を始めたスワガー。大統領の遊説先まで足を運び、狙撃しやすいポイントがどこにあるか調べ上げます。実戦から離れても、長年培ってきたスナイパーの知識と経験は衰えていません。何箇所も確認し、ジョンソン大佐にはフィラデルフィアがあやしいと報告します。大統領がフィラデルフィアで演説する壇上は、ビルや教会などから狙いがつけやすい場所。当日の警備体制も含めて、ジョンソン大佐はスワガーに協力を仰ぎます。

 そして、大統領がフィラデルフィアにやって来た当日。スワガーはジョンソン大佐とともに、警備本部で待機。狙撃手の姿が見えないか、スワガーがさらに注意深く周囲を監視していた時、銃声が轟きます。騒然とする現場を見て、スワガーはジョンソン大佐の姿を探しますが、警備本部はもぬけのから。表に飛び出すと、スワガーを追いかける警察官が……。

 即座に、スワガーはジョンソン大佐に嵌められたことを悟ったのでした。スワガーは、大統領銃撃の容疑者にされてしまったのです。相手は軍の幹部ですが、正義を貫き通したいジョンソンは権力に立ち向かっていきます。ジョンソン大佐とは一体何者なのか? そして、大統領暗殺計画の真の狙いとは? 携帯カメラで撮った車の持ち主がわかった時、スワガーは恐ろしい真実に辿り着くのでした。

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