携帯カメラが光学8倍になったら?――グリーンハウス「GH-ML8」レビュー

» 2008年05月16日 11時59分 公開
[小山安博,ITmedia]
photo ケータイカメラで光学8倍ズームを実現する「GH-ML8」シリーズ

 携帯電話のカメラ(以下 ケータイカメラ)の高画素化・高性能化が進み、デジカメがわりに使われることも多くなった。手軽さやネットワークとの連携など、ケータイカメラの方が優れた部分もあるが、多くのケータイカメラが専用機に及ばない部分のひとつがレンズだ。

 レンズ自体の性能もそうだが、特にケータイカメラの多くが光学ズームを備えておらず、「カメラ」として使うとなると不便に感じる局面は少なくない。ズームレンズを搭載した機種もあるがそれは“Cyber-shotケータイ”など一部にとどまる。

 グリーンハウスの「GH-ML8」シリーズは、携帯電話へ取り付けるだけでそのカメラ機能に光学8倍ズームをプラスする携帯電話用望遠レンズキットだ。

手軽にケータイカメラで光学8倍ズーム

 このキットは、望遠レンズと固定ユニット、小型三脚から構成されており、固定ユニットに携帯電話とレンズを装着し、全体を三脚で固定して撮影する形になる。セットする時は、望遠レンズとケータイカメラのレンズの中心軸をきちんと合わせる必要があり、最初はちょっと苦労する。固定ユニットはアームの幅を広げられるので、いろいろな携帯電話に対応できる。利用可能な携帯電話の機種については、こちらを参照のこと。

photophoto キットは三脚/レンズ/固定ユニットからなる(左)、銀色の保持バーでレンズ位置も調整できるので多くの機種に対応できる(右)

 携帯電話は横向きにして設置するため、デジカメ風な横向きの撮影スタイルが基本となる携帯電話にマッチする。ただし、固定部分にサイドボタンなどがあると誤動作する場合もあるだろう。

 実際に携帯電話へ取り付けて撮影してみると、機種によってはケラレが発生することもある。その場合には携帯電話のデジタル(光学)ズームを望遠側にしてやればかなり回避できる。デジタルズームでの画質劣化を嫌う場合は、そのまま撮影して後で画像をトリミングするという手もあるだろう。

photophoto 装着する機種によってはケラレが発生する(左)が、そうした場合はズーム機能を使えばいい(右)

photo レンズの黒い部分がピントリング

 撮影時には望遠レンズのリングを回すことでピント合わせが行える。ピント合わせは液晶画面に映る映像を頼りに行うことになるため、正確なピント合わせは難しいが、基本的にケータイカメラは被写界深度が深いものが多いので、ある程度ピントが合ったような位置で撮影すればいいだろう。

 撮影可能範囲は3メートルから無限大。一般的なケータイカメラの用途から考えると想像以上に遠く離れた被写体でないとピントは合わないが、今まで小さくしか写せなかった遠くのものを大きく写し出せるのはちょっと面白い。

 付属の三脚は、望遠ズーム時に安定した撮影が行えるので便利。気軽に撮影するためには固定ユニットから三脚を外して撮影してもいいが、手ブレには注意が必要だ。

photophotophoto NTTドコモ「D905i」で普通に撮影(左)、「GH-ML8」を装着したところ(中)、GH-ML8を装着しデジタルズームを使って撮影

 この「GH-ML8」シリーズ、取り付ける手間もあるし、ピント合わせの必要もあるが、使ってみるとちょっと面白い。常用するような製品ではないような感じだが、望遠レンズを装着しなければ、旅行先などでケータイカメラを使って記念撮影するための三脚セットとしても利用できるし、そのついでに望遠レンズを使って撮影も楽しむ、といった使い方はアリだろう。

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