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最大24万強マイル還元のチャンス 新「ANAアメックス」誕生、日常決済で“旅が近づく”特典強化の中身

» 2026年08月21日 10時24分 公開
[綿谷禎子,ITmedia]

 アメリカン・エキスプレスとANA(全日本空輸)は、両社の提携カードである「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の大幅なデザイン刷新と特典の拡充を行うことを発表した。新カードの申し込み受付は、2026年9月2日13時に開始する。

ANAアメックス 全3券種の「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」をリニューアル

航空機の尾翼をモチーフにデザイン刷新 年間利用額に応じたボーナスマイルも新設

 ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、アメックス初の提携カードとして2009年に発行。それ以来初のカードデザインの刷新を実施する。新しいデザインはANAらしさを象徴する航空機の尾翼をモチーフに、現代的でシャープな洗練されたデザインに仕上げた。

ANAアメックス 左から、ANAアメリカン・エキスプレス・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

 また、ゴールド・カードとプレミアム・カードについては特典の内容を強化。ANAマイルの獲得のしやすさを向上させ、ラウンジ利用やダイニングなど、旅や日常をより豊かにする特典を拡充する。

 具体的には、カードの利用額に応じた利用ボーナスマイルを新設。ゴールド・カードは年間400万円以上の利用で1万5000マイルを獲得。プレミアム・カードは年間600万円以上の利用で3万マイルを獲得できる。

 そして羽田空港第2ターミナル国際線の「POWER LOUNGE PREMIUM」を同伴者1人まで無料で何度でも利用可能。アメックスが提供するダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」の利用で20%のキャッシュバックが受けられる(ゴールド・カード年間最大2万円、プレミアム・カード年間最大4万円)。

 もちろん、既存の人気特典である継続ボーナスマイルや搭乗ボーナスマイル、ANAの航空券購入時のマイル獲得率のアップ、プライオリティ・パスの利用などはそのままだ。

ANAアメックス ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの主な特典内容
ANAアメックス ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの主な特典内容

旅行需要の回復と多様化に対応。日常の決済を次の旅につなげる

 今回のリニューアル内容は、「旅行需要の回復と多様化する顧客ニーズに対応するため」だと、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル カード事業部門 上席副社長の水村直美氏は述べる。

 アメックスが日本を含む世界7カ国で実施している「アメリカン・エキスプレス グローバル・トラベル・トレンド・レポート」の最新の調査結果によると、日本では2026年に旅行を3回以上予定している人は64%と、前年の39%から大幅に増加。一方、旅行の予定がない人はわずか2%と、前年の17%から大きく減少した。

 「このように旅行への関心が高まると共に、最近ではスポーツ観戦や音楽イベントの参加なども旅のきっかけになるなど、旅の目的も多様化している。だからこそ日常のカード利用をマイルにつなげて、旅をより豊かにするANA提携カードの価値を、よりいっそう高めていくことが求められている」と、全面的なリニューアルに至った背景について説明した。

 一方ANAでは提携カードを、「フライトという非日常の場だけでなく、買い物や食事といった日常のあらゆるシーンでマイルの価値を通じて、お客さまとANAを結び付ける最も重要なタッチポイント」と捉える。

 全日本空輸 取締役執行役員の大前圭司氏は、「日常のカード利用が次の旅につながるという循環を通じて、お客さまの人生のあらゆるステージに寄り添い、ライフタイムバリューを上げていくことがANAカードの最も重要な役割。新カードはお客さまとの絆をよりいっそう深く、マイルの魅力を実感していただけるよう、サービスとデザインを抜本的に磨き上げた」と、ANAカードの戦略的な位置付けについて語った。

 新カードの主なマイル特典と旅や日常特典に関して以下の表にまとめたので、各カードの内容確認や比較に活用してほしい。

ANAアメックス ANAアメリカン・エキスプレス・カード3券種の主な特典比較

 仮にゴールド・カードで年間400万円を利用した場合、通常の獲得マイルが4万マイル、利用ボーナスマイルが1万5000マイル、継続マイルが2000マイルと、合計5万7000マイルとなり、東京〜シドニー往復が可能(1人、エコノミークラス、レギュラーシーズン)。ANAで航空券を購入した場合は、さらにマイルがたまりやすくなる。

 2026年9月2日〜11月4日には、新規入会キャンペーンも実施する。ANAアメリカン・エキスプレス・カードの場合、入会で1000マイル、入会後3カ月以内に合計75万円以上のカード利用で2万9500マイル相当を獲得できる(ポイント移行には年間参加費6600円が必要)。

 ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでは、入会で2000マイル、入会後3カ月以内に合計200万円以上のカード利用で10万6000マイル相当を獲得できる。

 ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードなら、入会で1万マイル、入会後3カ月以内に合計350万円以上のカード利用で19万7000マイル相当を獲得できる。なお、通常ポイントとして350万円以上の利用で3万5000ポイントがたまるので、これを含めた最大獲得マイルは24万2000相当になる。

 既存会員の「ANAアメックス ドリームキャンペーン」も2026年11月18日まで開催される。ANAアメックスカード会員の中から抽選で300人に5万マイルが当たるので、期間中の参加登録を忘れないようにしたい。

ANAスーパーフライヤーズカードの改定内容を再検討中

 ANAでは、2026年4月に発表した上級会員ステイタス「ANAスーパーフライヤーズカード」の制度改定で多くの反発や意見が寄せられたため、現在、内容の再検討中。その内容は年間決済額が300万円未満の場合、ANAラウンジが利用できなくなり、スターアライアンス特典も縮小するといったものだ。

 新たな制度改定の詳細は2026年9月末までに案内する予定なので、その内容には注目しておきたい。既存の会員はもちろん、新規ユーザーにとっても大きな検討材料となりそうだ。

 とはいえ、新規加入者にとって、今回の一大キャンペーンを逃す手はない。入会後3カ月間のカード利用額をクリアするためにも、キャンペーンの後半に申し込み、何かと出費が多い年末年始に決済を集中させるのがスマートだ。

ANAアメックス 「ANAアメリカン・エキスプレス提携カード 共同記者発表会」に登壇した、(左2人目から)全日本空輸 上席執行役員 神田真也氏、同 取締役執行役員 大前圭司氏、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル カード事業部門 上席副社長 水村直美氏、同 カード事業部門 コンシューマープロダクト&パートナーシップ 副社長 山本尚氏

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