今週、アップルは「Welcome Home」イベントをニューヨークで開催。「HomePod mini2」「Apple TV 4K」「Apple HomeView」を発表した。
Apple HomeViewに関しては、Siri AIが日本語にまだ対応できていないため、発売のアナウンスはいまのところ行われていない。
この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2026年10月17日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額825円)の申し込みはこちらから。
Apple HomeViewはすでにAmazonやGoogleが手がけているスマートディスプレイへの対抗商品といえる。
ただ、Apple HomeViewはそれらと真っ向勝負をしているというよりも、かなり割り切っているというか、いい意味で「中途半端」な感じが面白い製品になっている。
Apple HomeViewにはアップル純正の写真やカレンダー、FaceTimeなどの機能が備わっている。しかし、App Storeは提供されておらず、アプリ開発者がアプリを配信する術はない。だが、CarPlayに準拠した仕様になっているようで、CarPlayで使えるアプリであれば利用可能なようだ。
Apple HomeViewは車内におけるディスプレイとiPhoneような関係性で、ユーザーのiPhoneのなかにあるアプリやデータを表示、再生するというコンセプトなのだろう。
もちろん、ドアベルや防犯カメラ、サーモスタットなど住居内のスマート家電をコントロールするディスプレイという役割も大きい。
また、ファミリー向けの用途を満たすため、最大6人のユーザーを識別し、それぞれのiPhone内のコンテンツを表示したり、Siri AIによって、提案なども行ってくれるようだ。
アメリカと日本では住宅環境が大きく異なるため、スマート家電も日本仕様に合わせる必要があるため、普及させるにはかなり時間がかかることだろう。
Apple HomeViewを「スマートホームのコントローラー」という位置づけで売っていくのは至難の業かもしれない。
ただ、一方で個人的に期待したいのが「固定電話の代わり」という存在だ。
昨今、固定電話がない家庭が多い中、自宅にいる家族に電話連絡しようとすると、意外とスマホに出てくれないことがある。家庭内だと「充電中」であったり「別の部屋に置きっぱなし」ということが多く、電話しても気がついてくれないのだ。
そんななか、Apple HomeViewのようなデバイスがあれば、そこに連絡をする、あるいはiPhone経由でApple HomeViewに着信があると、家族が気がついてくれるようになるだろう。
留守中にも自宅内の様子を確認するといった場合もApple HomeView経由であれば安全だ。
Apple HomeViewは、日本の住宅事情、生活環境に合わせた提案をできれば、日本でも定着していく可能性はあるのではないだろうか。
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