東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月26日、交通系ICカード「Suica」のイメージキャラクターとして親しまれてきた「Suicaのペンギン」を描いた現行のカードについて、各発売箇所での在庫が無くなり次第 販売を終了すると発表した。今後はキャラクターを描いていない無地のカードへと順次切り替える。
2001年の登場以来、Suicaの利用促進や認知度向上に貢献した同キャラクターは2026年度末をもってイメージキャラクターを卒業し、新たなイメージキャラクターへバトンタッチする。これに伴い カード型については各販売箇所の在庫が終了した段階で 無地のカードの発売へ移行する。
iPhoneなどのAppleウォレットに表示される券面デザインについても 一時的に無地のデザインへ変更する予定だ。バトンタッチ以降は モバイルSuicaなどに新キャラクターが登場する予定となっている。
モバイルSuicaアプリ(iOS向け)のイメージ。JR東日本は、2001年のサービス開始時からSuicaの顔として親しまれてきた「Suicaのペンギン」を2026年末で卒業させる。2026年秋にモバイルSuicaへコード決済機能を追加し、新たな段階へ進化することを象徴するため、キャラクターを交代するという(出典:Suicaでやってはいけないこと4選の記事)2026年11月にサービス開始25周年を迎えるにあたりJR東日本グループは2026年度をPenguin Yearsと位置付ける。感謝を伝える各種キャンペーンやデジタルスタンプラリー イベントなどを順次展開していく方針だ。
2001年のサービス開始以来親しまれてきたSuicaのペンギン。2026年度末に卒業する背景には公式な理由と権利関係が絡む裏の理由が存在する表向きの理由は25周年に伴う次世代プラットフォームへの移行だQRコード決済の追加やマイナンバーカード連携などを視野に入れた「Suicaルネッサンス」構想に合わせイメージを一新して新キャラクターへバトンタッチすることだ。
一方で最大の裏の理由は著作権だと思われる。このペンギンの複雑な権利関係は厄介だ。原作者の絵本作家や広告を仲介した電通を含む3者の権利構造となっており、許諾取得と使用料発生がサービスや物販の展開、キャンペーンなどの促進時に事業者側や運営側にとって手間や負担となる。こうした事情からペンギンはいわば「お荷物的存在」になっていると思われる。
ペンギンの役目を一区切りとする今回の判断。その一方で、20年以上にわたって人々の生活に寄り添ってきたキャラクターだけに、惜しむ声がSNS上で後を絶たない。
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