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ドコモがspモードを拡充、基地局データを使った位置情報サービスを提供
ドコモのspモード対応スマートフォンで、基地局データを活用した位置情報サービスを利用できるようになった。
NTTドコモがspモードの機能を拡充し、ドコモの基地局情報を利用しておおよその現在地を通知する「基地局データを活用した位置情報提供」を3月31日0時に開始する。すべてのspモード対応機が利用でき、spモードに契約していれば申し込みは不要。料金は無料(spモード月額使用料315円とパケット通信料が発生する)。
この機能に対応したサービスやコンテンツは、基地局から位置情報を取得できるので、GPSに比べて屋内や地下でも位置が分かる、短時間で位置が分かる、消費電力を節約できるといったメリットがある。ドコモはSNSや交通情報、店舗情報、ゲームなどのアプリで活用することを狙う。
基地局データを活用した位置情報提供コンテンツとして、3月31日にゼンリンデータコムの「直感ナビ」、ジョルダンの「乗換案内」、マピオンの「マピオン」が提供される予定。3月下旬以降にはGClueの「Blocco」、4月上旬にはカイトのgiveApp、4月中旬にはヴァル研究所の「駅すぱあと」、4月末にはブリリアントサービスの「ガイドブック」、4月にはradikoの「radiko.jp」、時期は未定だがリクルートの「RecoCheck」も提供される予定。
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