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NDSのおかげで筋肉痛です

» 2004年12月06日 17時49分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週2日、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」(NDS)が国内発売された。ひと足先に発売された米国では10日ほどで50万台を売り上げ、出足は好調の様子(関連記事参照)。国内の量販店にも発売日には行列ができた(関連記事参照)。ただ、国内の在庫は潤沢なようで、一昨日、秋葉原でも複数の店舗で販売しているのを見かけた。

 記者も発売当日の朝、取材にかこつけて1台ゲット。セガのゲーム「きみのためなら死ねる」(きみ死ね)も一緒に購入し、通勤電車で自慢たらしく見せびらかしながらプレイしたが、すぐにやめてしまった。このゲーム、公衆の面前でプレイするには恥ずかしすぎるのだ。

 きみ死ねは、複数のミニゲームを攻略しながら、一目惚れしたかわいい彼女に振り向いてもらうというストーリー。恋愛ゲームの皮をかぶってはいるが、かなりの体力を消費する体育会系ゲームだ。

 アリ地獄に落ちた人を助けるミニゲームでは、両手指やスタイラスをフルに使い、タッチパッドを高速でこすり続ける。“小刻みなこすり”という慣れない動きに両手指が悲鳴をあげ、つりそうになる。ロウソクを吹き消すゲームでは、画面に向かって必死で息を吹きかける。ない肺活量を振り絞るうち、頭がクラクラして倒れそうになる。どのゲームもこんな調子で、体力低下が著しいIT戦士にはなかなかハードな運動だ。

画面上のろうそくに向かって息をふきかける

 しかもこれを電車の中でやったら、ちょっぴり変態的ですらある。PDAのような機器のディスプレイを小刻みにこすったり、「ハァハァ」と息をふきかけるOL……

 というわけで記者は、NDSを家の中でしかプレイしていない。携帯ゲームの意味ないじゃん……

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