AppleのiPhoneとiPod touchの新機能をめぐるうわさは大きくなっており、ブログ、金融アナリスト、Apple関係者は未確認の報道や匿名の情報筋が本当なのか議論している。最新のうわさはiPod touchに関するもので、アップグレードでカメラ(と802.11n Wi-Fi接続機能)が搭載されるかもしれないという。
プログラマーがiPhone 3.0ソフトを調べたところ、ステレオBluetoothオーディオストリーミング機能が浮かび上がった。AppleInsiderが取り上げたLazard Capital Marketsの半導体アナリスト、ダニエル・アミール氏の報告書では、6月に2つのバージョンのiPhoneが発表され、年内に投入されると示唆している。
うち1つのバージョンは、北米市場向けの「ハイエンド」モデルと考えられる。もう1つはロシア、中国、インド、ブラジルで販売されるローエンドモデルだ。AppleInsiderが引用したこの報告書で、アミール氏は、ハイエンド版はビデオに対応した改良版のカメラと32Gバイトのストレージを搭載するとしている。ローエンド版はビデオ機能がなく、ストレージも少ない。
同氏は、中国の携帯キャリアに訴求するため、ローエンド版にはWi-Fi機能もないかもしれないと述べている。機能がどうなるかはさておき、Appleは生産能力を強化すると同氏は語る。「われわれの調査では、3月のiPhone出荷台数は予測を大きく上回っていた。過去5カ月間で最高の150万台に達するかもしれない」との同氏の発言をAppleInsiderは伝えている。「(2009年第1四半期の)iPhoneの総出荷台数は、ウォール街の予測する300万〜350万台を若干上回り、380万〜400万台に到達するかもしれない」
さらにアミール氏は、4月のiPhone出荷台数は前月比で40〜50%、5月は前月比20〜30%伸びると予測している。「4月に出荷される新版iPhoneにより、(第2四半期の)iPhone出荷台数は合計700万〜800万台に達する可能性がある。前年同期の出荷台数の約3〜4倍だ」
4月6日にはCNNが、Barclays Capitalのベン・レイツェス氏の分析について伝えた。同氏はAppleの目標株価を113ドルから143ドルに引き上げ、AppleがiPhoneの生産を増強することも予測、今年のiPhone販売台数予測も以前の予測1330万台から1740万台に引き上げている。同氏は、2010年には販売台数が2000万台を超えると見込んでいる。
非公式に「iPhone 3.0」または「iPhone 4G」と呼ばれる新型iPhoneは、ビデオ編集ソフト、内蔵FMラジオ、802.11nサポートを備えるとうわさされている。AppleInsiderが伝えている802.11n機能は、AppleがMacBookやAirPort(AirMac)などのハードを802.11nに移行していることを考えると筋が通っている。現行版のiPhoneとiPod touchは、802.11a(5GHz)、802.11bおよびg(2.4GHz)をサポートしている。
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