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踊るロボットCMの「生産技術」が民事再生を申請

» 2009年07月10日 17時25分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクの発表によると、産業用ロボットレンタルの生産技術(富山県富山市)が7月9日、富山地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約146億円。

 1973年に創業。機械設計や修理、溶接機レンタルを行っていたが、92年にロボットレンタルに参入。ロボットオペレーター研修まで一環して手掛け、中小企業からの引き合いが増えた。事業は全国に展開し、産業用ロボットが登場するテレビCMも積極的に展開。2008年5月期の売上高は112億5600万円だった。

 だが工場の建設資金やレンタル機器の導入資金を借り入れに依存し、08年11月時点での金融機関からの借り入れ総額は約100億円、社債残高は約23億5000万円に上っていた。不況下でコスト削減を望む企業からレンタル機器導入の引き合いは増えていたが、顧客の資金調達ずれ込みなどで資金繰りが厳しくなっていた。

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