7月11日〜12日、イラストSNS「pixiv」のユーザーの作品を展示するイベント「pixivフェスタ」(東京・原宿)の第2回目が開かれ、約1500人が訪れる大盛況だった。会場近くのギャラリーでは、抽選に外れて出展できなかったユーザーなどが自主企画「裏pixivフェスタ」を開き、pixivフェスタ帰りのユーザーが訪れていた。
pixivフェスタは、pixivユーザーのイラスト作品をA1サイズにプリントして展示するイベント。第2回は、応募者から抽選で選んだ145人のイラストを展示した。
開催期間は前回より1日少なかったが、来場者数は約1500人と前回と同じだった。同社の片桐孝憲社長によると、初日はオープン直前に約80人の行列ができ、会場の隣の店の前まで列が続いていたという盛況ぶり。記者がオープン30分後に訪れると、会場はすでに人でごったがえしてた。
作品をビデオカメラで撮影したり、鼻先が付きそうなほど顔を近づけて食い入るように見つめる熱心な来場者の姿も。小学生くらいの子どもや、50代くらいのカップルもおり、年齢層もさまざまだった。作品は、ひまわりをモチーフにしたり、水着姿の女の子を描くなど、夏を意識したものが目立っていた。
pixivフェスタ会場から徒歩で15分ほど離れたギャラリーでは、「裏pixivフェスタ」が開かれていた。pixivフェスタの抽選に外れて出展できなったり、作品の完成が間に合わず応募できなかったユーザー23人の作品を無料で展示するイベントだ。
企画したのは、pixivユーザーのさいとうさんとしんくさん(ハンドルネーム)。2人とも、前回のpixivフェスタに作品を出展した際に知り合ったという。「pixivフェスタで知り合った仲間に再会したいと思っていたが、今回は抽選に外れてしまって……。どうせなら自分でイベントをやってみようと思った」(しんくさん)
pixivフェスタ同様、来場者が気に入った作品の下にシールを貼って評価したり、作品に合うキーワードを白いシールに書いて貼る“リアルタグ付け”ができる仕組み。鉛筆画や油絵、サイズの小さな作品も展示できるようにし、pixivフェスタよりも作品の自由度を高めたのがポイントだ。pixivフェスタ帰りのユーザーや片桐社長も訪れ、約33平方メートルの狭い会場は混雑していた。
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