職員がTwitterを始めたら、「ユーザーは自分にとって興味のない投稿を読みたがらず、気になる話題を読みたがる」とくぎを刺しておいた方がいい。また、政府を代表して情報を発信しているのだから、正しい文法で書くべきだということも注意しておこう。国民は、自分たちのために働いている政府の職員に、それにふさわしい能力があるか知りたがっている。Twitterのすべての投稿でそれを示すべきだ。
Twitterは政府の広報活動の役に立つが、職員がほかのユーザーからの問い合わせに答えなければ、それだけで終わる。何人かのフォロワーが質問してきたら? 彼らが、最新の投稿の意味を聞いてきたら? こうした質問を無視するのは、誰にとってもいいことではない。彼らに答える必要がある。
政府機関は、職員がTwitterに投稿する話題についてガイドラインを設ける必要がある。投稿は政府の仕事に関連したものであるべきだ。単純なルールだが、極めて重要だ。
同様に、自分が使っているアカウントは個人のアカウントではないということを職員に意識させるのも重要だ。仕事用のアカウントであり、職務としてきちんと扱うべきだ。個人的な話を投稿に混ぜてはいけない。
単に職員を教育してTwitterガイドラインを渡すだけでは不十分だろう。スタッフがルールを守っているか確認するため、IT担当者が時々レビューを行う必要がある。投稿が所属先機関の目的にかなっているかどうかもチェックした方がいい。そうなっていない場合、業務の話題が中心となるよう職員を注意するべきだ。
政府機関が国民とコミュニケーションを取る方法はたくさんある。Twitterとインターネットは最新の手段だ。政府はこうした新しいコミュニケーションチャンネルを、少なくともこれまで長年使ってきたチャンネルと同じくらい使いこなさなくてはならない。
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