Gmailの「Google Buzz」機能で本名や現在地が意図せず公開されるとしてネットで騒ぎになっているが、Googleは2月11日、ユーザーからの声を受けて一部プライバシー設定を改善したと発表した。
Googleは今回の修正で、「連絡先(特にフォローしている相手や自分のフォロワー)のリストが知らないうちに公開されてしまう」「公開プロフィールがないユーザーからのフォローをブロックできない」という懸念の声に対処したとしている。
フォロワーと自分がフォローしている相手のリストが意図せず公開されてしまう問題は、リストの公開・非公開を設定するオプションが目に付きにくいことが原因だった。ユーザーがBuzzに最初に投稿するときにこのオプションが提示されるが、多くのユーザーがこれを見落として、デフォルト設定(フォロワーリストが公開される)のままにしてしまっていたようだ。Googleはこの問題への対策として、リストの公開・非公開を設定するオプションを目立つようにしたとしている。
また、フォロワーのリストで各フォロワーの横に「Block」リンクを付けて、簡単にブロックできるようにした。これまでは、公開プロフィールを持っているフォロワーしかブロックできなかったが、公開プロフィールの有無にかかわらず誰でもブロックできるようになる。さらに、ユーザーが公開プロフィールを持っているフォロワーとそうでないフォロワーを見分けやすいよう、フォロワーリストで分けて表示するようにもした。
Googleは、「透明性を提供し、ユーザーがプライバシーをコントロールできるようにすることを念頭にBuzzを改良し続けていく」とし、ユーザーにフィードバックを呼び掛けている。
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