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「iPadを無料でゲット」の宣伝に要注意 FacebookやTwitterで詐欺横行

» 2010年03月02日 08時59分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の英Sophosは、「iPadが無料でもらえる」と称してユーザーをだまし、携帯電話番号などを入力させようとする手口が米大手SNSのFacebookやTwitterで横行していると伝えた。

Twitterでの詐欺ツイート(Sophosより)

 Sophos研究者グラハム・クルーリー氏のブログによると、Facebookには「βテスターとして登録すればiPadが無料でもらえる」と称するページが開設され、詐欺サイトに誘導。さらに、「友達にもこのページのファンになってもらえば、あなたが選ばれる確率が高まります」と称して友達の紹介を促している。

 Appleの公式サイトに見せかけた詐欺サイトでは、さまざまなアンケートに答えさせる中で、「あなたはヒップホップのカニエ・ウェストと50セントのどちらに似ていますか」との問いに絡め、生年月日や携帯電話番号などの入力を求めてくる。実はこれは、1週間に約10ドルの料金を取る携帯電話の有料サービスに登録させるための手口だが、ユーザーはiPad欲しさに情報を入力してしまいがちだという。

誘導先の詐欺サイト(同)

 Sophosからの連絡を受けてFacebookはすぐに問題のページを削除したが、既に何千人ものユーザーがだまされている様子だといい、同じような詐欺ページはほかにも多数存在する。また、Twitterにも同様の詐欺ページに誘導するリンクが投稿されているという。

 Sophosでは、このようなページを見かけても安易に携帯電話番号などを入力したり、友達を紹介したりしてはいけないと忠告している。

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