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iPhone&Androidでバーコード読んでモノを共有 「はてなモノリス」

» 2010年04月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 はてなは4月5日、手持ちの商品のバーコードを読み取り、モノの情報をネットに公開・共有できるAndroid端末&iPhone 3GS向けサービス「はてなモノリス」をスタートした。日本語版、英語版を用意。PCからの閲覧にも対応した。

 自分が買ったモノの情報を蓄積したり、友人が手に入れたモノを見てコミュニケーションのきっかけにしたり――といったことが可能だ。Twitterと連携し、モノリスと同時にTwitterに投稿できる。

画像 iPhone版

画像 PC版マイページ

 端末に専用アプリをインストールして起動し、「スキャン」ボタンをタッチすると、バーコードリーダーが起動。バーコードを読み取ると、Amazon.co.jpから商品名や価格、サムネイル画像、Amazonの商品ページへのリンクなど商品情報を取得、コメントや写真を添付した上で投稿できる。

 マイページはTwitterに似たスタイルで、自分の投稿したモノの情報が一覧で見られるほか、ほかのユーザーを「フォロー」すれば、フォローしたユーザーが投稿したモノをチェックできる。同じモノに関する投稿を一覧表示することも可能。「はてなスター」に対応し、友人の投稿にスターを付けて評価できる。

 Amazonアフィリエイトと連携。アソシエイトIDを設定しておけば、自分のモノ経由で商品が売れた際に報酬を受け取れる。投稿ごとにポイントや称号がもらえる制度も。フォローされた人の数や、写真投稿した数などに応じ、「人気モノ」「写真好き」といったメダル(称号)がもらえる。

 TwitterとはAPI(OAuth)で連携。モノリスに投稿した情報を、Twitterにも同時に投稿できる。

 同社はこれまで、PC向けWebサイト中心に開発してきたが、iPhoneやAndroid向けサービスも本格化したいと考え、NTTドコモのAndroid端末「Xperia」発売とほぼ同時期に新サービスをリリースした。

 同社では、Amazonで購入した私物などを社内に配送する社員が多く、商品が届くとみんなが集まり、商品についての話で盛り上がるため、モノリスのようにAmazonで購入したモノをネット上で共有できるサービスがあれば面白いと考えたという。

 今後は、Amazonだけでなく楽天市場の商品情報にも対応するなどサービスの改善を図っていくほか、携帯電話への対応も視野に入れて開発を続ける。まずは無料サービスとして始めるが、将来は課金などでビジネス化していく方針だ。

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