米Adobe Systemsは、ReaderとAcrobatの臨時アップデートを米国時間の8月19日(日本時間20日)に公開すると発表した。7月に発覚した深刻な脆弱性を含め、複数の問題に対処する。
同社によると、アップデート対象はAdobe Reader 9.3.3(Windows、Mac、UNIX向け)、Acrobat 9.3.3(Windows、Mac向け)、Reader/Acrobat 8.2.3(Windows、Mac向け)までの各製品とバージョン。
ReaderとAcrobatの脆弱性は通常、四半期ごとの定例アップデートで修正している。だが今回は、セキュリティカンファレンスのBlack Hatで深刻な脆弱性情報が公表されたことから臨時アップデートに踏み切った。
セキュリティ各社によれば、この脆弱性は不正なPDFを使って悪用される恐れがあり、攻撃者が任意のコードを実行できてしまう可能性があるという。Adobeは8月5日の時点で、この脆弱性を突いた攻撃が出回っているとの報告は受けていないと説明していた。
次回の定例アップデートは通常通り、10月12日にリリースする予定だ。
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