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スマートフォンユーザーの18%は“チェックイン”体験者――米comScore調べ

» 2011年05月16日 15時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米comScoreは5月12日(現地時間)、米国におけるモバイル端末からの「チェックイン」サービス利用に関する調査結果を発表した。3月にモバイル端末からロケーションベースのチェックインサービスを利用したユーザー数は1670万人に上り、モバイル端末ユーザー全体(2億3400万人)の7.1%を占めたという。そのうちスマートフォンユーザーは1270万人で、スマートフォンユーザー全体(7250万人)の17.5%がチェックイン体験者だった。

 チェックインとは、foursquareやGowalla、Facebook Placesなどのロケーションベースのソーシャルサービスの基本機能。一般に、ユーザーはチェックインするとそのローカルビジネスの情報を閲覧できるほか、クーポンなどが利用できる場合もある。

 チェックインを利用したスマートフォンユーザーは、タブレット端末も所有していたり技術系のニュースをチェックする人の割合がスマートフォンユーザー全体よりも高く、「アーリーアダプター」の傾向が強かった。

 利用者の割合を年齢層別にみると25〜34歳が32.5%で最も多く、18〜24歳(26.0%)、35〜44歳(18.7%)と続く。性別では男女比はほぼ半々だった。

 スマートフォンのプラットフォーム別では、米GoogleのAndroidが36.6%、米AppleのiOSが33.7%、カナダのResearch In MotionのBlackBerryが22.0%だった。だが、チェックインサービス利用者のシェアをスマートフォンのOS別シェアで割った指数でみると、iOSが132でAndroidの105を上回り、iOSユーザーの方がAndroidユーザーよりもチェックイン利用者の割合が高いことが分かった。

スマートフォンプラットフォーム別チェックイン利用者(2011年1〜3月の平均)
スマートフォンユーザー(%) チェックインユーザー(%) 指数
全体 100.0 100.0 100
Android 34.7 36.6 105
Apple 25.5 33.7 132
RIM 27.1 22.0 81
Microsoft 7.5 4.3 57
Palm 2.8 2.0 72
Symbian 2.3 1.2 51
13歳以上が対象。3カ月の平均値(資料:comScore mobiLens)

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