米Appleが、2月に発表したApp Storeでの定期購読サービスのルール(App Store Review Guidelines)を一部改定した。米ブログメディアMacRumorsなど多数のメディアが6月9日(現地時間)、報道した。
この定期購読サービスのルールに対しては多くのパブリッシャーやアプリ開発者が不満を表明しており、8日には多くのアプリユーザーを持つ英Financial Timesが、iOSアプリからWebアプリでのサービス提供への移行を発表している。
オリジナルの「App Store Review Guidelines」では、主に以下の項目が不満を呼んでいる。
改定後、コンテンツの価格に関する制約がなくなり、「アプリにコンテンツを購入するためのボタンや外部へのリンクを設置しない限り、アプリ外で購入したコンテンツ(雑誌、新聞、書籍、音楽、動画など)を購読・再生できる」ことになった。
つまり、パブリッシャーはコンテンツをApp Storeよりも安い価格で販売できる。この場合は当然、Appleに売り上げの30%を提供する必要はない。Appleは現在App Storeでアプリを提供している開発者に対し、6月30日までに現行のアプリをガイドラインに合わせてアップデートするよう告知している。
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