電通とスポーツITソリューションは1月8日、サークルなどの学生団体向けメーリングリストサービス「CircleApp」を4月にリニューアルすると発表した。ユーザーが企業のマーケティング活動に協力することでサークル活動資金を得られる「ポイント機能」を追加し、認知度拡大やユーザー獲得を目指す。
CircleAppは、サークルやゼミ、体育会などの学生団体向けメール配信プラットフォーム。学生は自分の所属団体を登録すれば利用でき、学年別や特定のユーザーなど受信者を指定してメールを送信できる。昨年11月にβ版を公開。WebブラウザやiPhone/Android端末から利用できる。
新たに備えるポイント機能では、企業がCircleAppのユーザーに対し動画コンテンツやテレビCMなどの評価を有料で打診(オファー)できる仕組みを用意。また、特定の大学や特定ジャンルのサークルに所属するユーザー向けにグループインタビューなどを打診できる「プライベートオファー」機能も搭載。企業のプロモーション活動や商品開発などに役立てられるようにする。
学生がオファーに応じると、所属する団体のページにオファー内容に応じた「ポイント」が蓄積される。ポイントは一定を超えると1ポイント=1円で換金でき、サークル活動資金として利用できる仕組みだ。
サービスの企画を担当した電通の小島雄一郎さん(プロモーション事業局プロモーション・デザイン室デザイン・プロモーション部)は「レコード会社などを中心に、これまでも大学生の声を聞きたいという企業は多かったが、それを可能にするメディアがなかった」「一方、学生の側も学年ごとにメーリングリストを作成したりと、連絡手段が煩雑になっている状況があった」と話す。CircleAppのリニューアルを通じ「学生と企業をつないでいきたい」と小島さんは意気込んでいる。
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