生地にセンサーを埋め込んだ“新しい素材”が、「第4回ウェアラブルEXPO」(1月17〜19日、東京ビッグサイト)に展示されている。出展しているのはトルコに本社があるデニム素材メーカー「ISKO」。世界初展示になるという。
素材にはセンサーが埋め込まれており、触れるとその部分を感知する。展示では同素材を用いたクッションやジーンズが用意され、触ると触った場所に設置したLEDが光ったり、PCでセンサーの状態が見られたりする。
見た目や触り心地は「布」そのもので、「センサーが埋め込まれている」と言われても全く分からない。どこにどう組み込まれているのかと凝視しても、「ただの布」のように見える。
活用領域としては、介護、理学療法、スポーツ、ゲームなどを想定。2019年春夏には、身体の動きをセンシングして専用アプリケーションと連動した「ヨガウェア」を発売する予定だという。
いずれ、ジーンズをタッチするとテレビのチャンネルが変えられたり、部屋の温度を設定できるようになるかも――そんな未来を想像させてくれるプロダクトだった。
(太田智美)
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