米Facebookがニュースフィードに新着順表示機能を追加したと発表した3月31日(現地時間)、同社のニック・クレッグ副社長がニュースフィードのアルゴリズムを擁護する5000ワード以上の記事をMediumに投稿した。
Facebookによる新機能紹介の公式ブログも、ニュースフィードの表示アルゴリズムがいかに便利でユーザーのためになっているかを強調する内容だが、クレッグ氏の投稿はさらに、このアルゴリズムがエコーチェンバーやフィルターバブルを作成しているという議論を否定し、Facebookがニュースフィードを健全にするためにいかに努力しているかを説明することに費やされている。
これらの動きは、3月25日に同社のマーク・ザッカーバーグCEOが参加した公聴会で同氏が議員らからフェイクニュース拡散や政治的二極化について激しく批判されたことを受けたものとみられる。
クレッグ氏は、同日発表のニュースフィード機能が、ユーザーにアルゴリズムの透明性を提供し、Facebookがクリックベイトや有害なコンテンツの表示を下げるためにいかに努力しているかを示せると主張した。
Facebookのアルゴリズムに対しては、同社が設置した外部監査委員会の中心的メンバーでピューリッツァー賞受賞経験のあるオックスフォード大学レディー・マーガレット・ホール学長のアラン・ラスブリッジャー氏が3月2日、英Guardianに対し、委員会による監視が必要だとコメントしている。
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