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危機に陥るとヘビメタ版バッハで威嚇するクルマ そんなTesla Model 3の暴力的加速を堪能した走るガジェット「Tesla」に乗ってます(4/5 ページ)

» 2021年09月24日 14時15分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

Wi-Fi設定とボイスコマンドによる操作

 納車後、自宅に帰って充電の次に実施したのが、Wi-Fiの設定です。Tesla Model 3の通信機能は、4G LTEとWi-Fiに対応しています。iPhone同様、自宅のWi-Fiを設定してデータオフロード化しておけば、容量の大きなソフトウェアアップデートを夜中などに自動で行う設定にできます。

 我が家は、メッシュネットワークに対応したWi-Fi機器を導入済みだったこともあり、駐車場が見下ろせる2階トイレの窓際にアクセスポイントを追加で設置しました。接続方法は、スマートフォンやPCと同じです。Tesla車内の15インチディスプレイを操作して「Wi-Fi検索」→「WAP2パスワード」を設定して接続完了です。

photo Wi-Fiネットワークの管理アプリで、2階トイレに設置したアクセスポイントの接続端末を確認すると、「Tesla_Model_3」が接続していることが分かる

 Teslaの魅力の1つは「スタート」ボタンがない点です。キーロックを解除すると車両がスリープから目覚め、着座してシートベルトを締め、ブレーキを踏むとスタート可能状態になり、あとはアクセルを踏むだけです。

 Teslaでは車両に暗証番号を設定して、運転にアクセス制限をかける機能がありますが、そのような合理的UXに、暗証番号の入力という余計なアクションを加えるのは抵抗があります。Model 3のルームミラー上部には、現在は使用されていない室内向けのカメラが設置されています。将来は、これを利用して顔認証が可能になるとことを期待しています。

 この他にも、タッチスクリーン内には、あらゆる設定や機能が存在します。ただ、運転中にこれを操作するのは危険です。その代わり、多くの機能をボイスコマンドで操作できます。ただ、SiriやAlexaのようなインテリジェントな対話型の音声認識システムではないようで、こちらが間違えると無反応か予期せぬ反応を示すことがあります。

photo ボイスコマンドは、ハンドルのボタンを押して「ワイパーをオン」などと発音する。「東京駅」などと地名を発するとナビを設定してくれる

 いずれにしても、ちょっと触っただけでは、機能の全てを把握することができません。順次、探求していきたいと思います。

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