米Microsoftによる「OneDrive」に関する反競争的行動について、欧州の30以上の企業と非営利団体の連合が11月26日(現地時間)、欧州連合(EU)の欧州委員会に苦情を申し立てた。
「Microsoft 365」と競合するサービスを提供する独Nextcloudはプレスリリース(リンク先はPDF)で「MicrosoftはOneDrive、Teams、その他のサービスをWindowsにバンドルし、消費者にデータをMicrosoftに渡すよう積極的に促している。これは消費者の選択を制限し、競合する他社にとっての障壁となる」と主張した。
新たに開設された企業連合のWebサイト「Coalition for a level playing field」には、「これはMicrosoftが90年代後半に、Netscapeと競争するためにInternet ExplorerをWindowsにバンドルしたのと同様の状況だ」「GoogleやAmazonのような他のビッグテックも同じことをしており、EUは態度を明確にするべきだ」とある。
Teamsのバンドルについては、米SlackもMicrosoftをEUに提訴している(係争中)。
Microsoftはかつて、Webブラウザのバンドル方法が独禁法違反だとして数回にわたって欧州委員会から罰金を科された。
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