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想像以上に良かった“着るエアコン” コデラが2021年よく使ったガジェット5品(3/3 ページ)

» 2021年12月17日 15時30分 公開
[小寺信良ITmedia]
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Blackmagic Design「DaVinci Resolve Speed Editor」

 先日まで「DaVinci Resolve17 Studio」を買うと「Speed Editor」というコントローラーが無料で付いてくるキャンペーンをやっていた。今は別のキャンペーンになっていて、今度はSpeed Editorを買うとDaVinci Resolve17 Studioが付いてくるという、逆セットになっている。最初のほうが1万円安かったのでその時に購入したのだが、Speed Editorの稼働率は非常に高かった。

photo これがないと編集できないカラダに

 記事の動画サンプル編集やVlogの編集、はたまたインタビュー起こしの整理まで、DaVinci Resolveは結構な頻度で使っているのだが、逆にSpeed Editorなしで画面UIだけで使うとさっぱり分からなくなってなってしまっている。

 それで困ったのが、先日のInter BEEだ。現場で編集するつもりはなかったのだが、急きょラジオの中に取材してきたインタビューの音声を入れるということになった。DaVinci Resolveで編集することにしたのだが、Speed Editorがないと全然はかどらないどころか、どうやって使うのかの勉強のし直しであった。

 もっとも、無料版DaVinci Resolveの書籍を執筆することになっているので、そういう意味ではちょうど良かったとはいえるのだが、普段の作業はやはり専用コントローラーがあると早い。

 2カ月ほど前にSpeed Editorのファームウェアアップデートがあって、それ以降Bluetoothで接続すると、なぜかジョグシャトルが効かないという不具合に見舞われるようになった。いろいろ試したところ、Bluetooth接続を1回切って再接続すれば、問題なく使えることがわかった。調子が悪いという人は、試してみてほしい。

ソニー 「REON POCKET 2」

 夏に大活躍したのが、ソニーのウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET 2」だ。最初のモデルは専用のインナーが必要だったが、「2」と同時にネックバンドが発売され、服に関係なく使えるようになったのは大きい。

photo ネックバンドでダイレクトに装着できるように

 うちでは初代と2を使っているが、夫婦で1台ずつ、畑仕事のときに使うと、本当に出る汗の量が段違いに減る。内蔵バッテリーだと1時間程度しかもたないのが残念だが、畑仕事にはちょうどいい。19年は空調服が大活躍したが、21年は一度も使わなかった。ある意味画期的な発明である。

 “着るエアコン”として広告している本機だが、実は冷やすだけではなく、暖めるモードもある。寒くなってから試してみたところ、これもなかなか気持ちがいい。WARMモードは4段階あるのだが、3ぐらいだと結構皮膚が熱い。2ぐらいでじんわり使うのがいい感じだ。

photo 実はWARMモードもある

 ただ、暖めるのは他にも方法がいろいろあるので、これがベストソリューションというわけではない。ペルチェゆえにあっという間に暖めるので、ワンポイントリリーフ的に使うのがいいだろう。

 そんなわけで、コデラ的稼働率ベスト5である。仕事やライフスタイルもだんだんアフターコロナ対応が定着し、少しずつ最適化へ向かっているタイミングなのかなと思う。皆さんも、2〜3年前とは常用するものが変わってきたのではないだろうか。そんなふうに身の回りを見ていくと、22年にどの部分を強化していくべきかが見えてくるのではないかと思う。

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