充電という視点でいうと、集合住宅住まいではTeslaの運用は難しいのではないか、という疑問が生じるかもしれません。ただ、SNSなどを見ると集合住宅環境でModel 3を運用している人が多くいますから、不可能ではないでしょう。
普段の走行距離にもよりますが、Tesla Japanが設置する急速充電設備「スーパーチャージャー」(SC)が行動範囲内にあれば、ガソリンスタンドに出向く感覚で定期的に充電しながらの運用も可能でしょう。バッテリーを10%から80%まで充電するのであれば20〜40分程度、100%を目指すのであれば、約1時間強です。Model 3の販売数の増加に伴い、SCは次々と新設されています。
筆者の場合、車内で読書をしていれば、時を忘れて1時間程度は、すぐに経過してしまいます。また、Model 3は、15インチのスクリーンで、NetflixやYouTubeを楽しむことができますし、マルチスピーカーのオーディオも標準装備なのでリッチな音像空間に没入しながら好きな音楽で至福の時間を過ごすのも一興です。
ちなみに、ガソリン車とは異なり、EVは停車中でもエアコンを点けっぱなしにできます。Model 3のゆったりとしたシートに身を委ね、快適な空間で読書やコンテンツに接する時間と考えれば、充電待ちの時間もEVならではの贅沢なユーザー体験と捉えることができます。
1月22日に「backspace.fm」というテック系の人気ポッドキャストのYouTubeライブ放送において、自宅駐車場に停めたModel 3の車内にMacBook Proを持ち込んでリモート生出演しました。外気温約6度の中で約2時間、エアコンとシートヒーターを併用した快適な車内でTeslaトークに花が咲きました。
最寄りにSCが存在しない場合でも、日産のディーラーなどに設置されている公共の急速充電機を利用しての運用も不可能ではないでしょう。ただし、こちらは、SCと比較して、充電速度が4分の1〜3分の1程度になるのでその分時間がかかりますし、1セッション30分までというルールがあり、利便性は劣ります。
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