「真に平等な世界」「いじめも格差も存在しません」──理想郷のように見えた鳩のメタバース空間「ハトバース」だったが、鳩(ユーザー)の急増により異変が起き始めていた。
7日のiOS版に続き、10日からAndroid版の配信も始まったことでユーザーが急増したハトバース。全世界から30人同時接続できるにもかかわらずログイン待ちが続出している。人気オンラインゲームにある「ログイン戦争」という指摘もあった。
10日にはハトバースを運営するファクトリーがTwitterで「実況配信オッケーです!」とつぶやいたことで事態は加速。「実況したいけど人気過ぎて入れない…」など配信者の悲鳴も聞こえてきた。
一方、運良くログインできた人の中には鶏の上に何羽もの鳩が乗っている写真や動画を公開するケースも。ハトバース内に3羽しかいない鶏が、いじめの標的になっている可能性がある。
さらに鳩の間では世界の“端っこ”からダイブをする遊びが流行しているという危険な噂も。Twitterでは「ハトバース投身RTA」(RTA:Real Time Attack)と称し、ログイン直後に駆けだして世界の端から身を投げる様子を撮した動画も見つかっている。
「2分で飽きる」はずが10分以上も遊ぶ人が増えるなど、混乱した様子が見えるハトバース。事態を重くみたファクトリーは11日、「ハズっているうちに」として近日中に期間限定イベントを実施すると明らかにした。詳細は未公表だが「アヒルさんがやってくる」らしい。
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