米Twitterの共同創業者で前CEOのジャック・ドーシー氏は4月25日(現地時間)、イーロン・マスク氏によるTwitter買収合意が発表された後、ツイートのスレッドでこの買収に歓迎の意を表した。
まずは自分が共同オーナーである米Block傘下のTIDAL上のレディオヘッドの楽曲「Everything In Its Right Place」へのリンクをツイートした後、「私はTwitterを愛している。Twitterはわれわれが持つ地球意識に最も近いものだ」と語り、「Twitterをウォール街から取り戻すのは正しい第一歩だ」とした。マスク氏は買収完了後、Twitterの上場を廃止する計画だ。
「Twitterは誰かが所有したり運営したりするべきではないと思っている。企業ではなく、プロトコルレベルでの公共財産であるべきだと思う。だが、企業である以上、(誰かが運営しなければいけないとすれば)イーロン(マスク氏)が私が信頼する唯一の解決策だ。私は彼が地球意識の光明を広げると信じている」という。
ドーシー氏は昨年11月にTwitterのCEOを退任し、現在は取締役だが、2022年中に取締役からも退く見込みだ。同氏は現在、Block(旧Square)のCEOを務める。ドーシー氏は2020年、物言う株主の米ヘッジファンドElliott Management CorporationにCEO退任を求められた(Silver Lakeから10億ドルの出資を受け、退任を免れた)。
Twitterをマスク氏が主張するような“デジタルタウンスクエア”(自由に会話できる公共の場)にするには、ドーシー氏を経営陣に迎えるといいとする向きもある。
トランプ元大統領、「マスク氏がTwitterを買収しても戻らない」とFox Newsに語る
Twitter、マスク氏による買収に合意 440億ドル(約5.6兆円)で非公開企業に
「Twitterは死にかけ?」「Blueに認証バッジを」──イーロン・マスク氏が週末にツイート連投【訂正あり】
ジャック・ドーシー氏とイーロン・マスク氏、Twitterで「web3」批判会話
Tesla、自動車部門統括職を新設「メディアの雑音は無視して前進しよう」とマスクCEOCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR