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ファミリーシェアリング自動化と写真共有 WWDC22に見るAppleの「家族への想い」(2/2 ページ)

» 2022年06月10日 09時02分 公開
[村上タクタITmedia]
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子供の成長に合わせて、「規制緩和」をサジェスト!

 最初にAppleデバイスを使うようになった時に、iCloudアカウントを作り、ファミリー共有を開始すると、それぞれの年齢設定をどうするか、プランが提案される。もちろん、手動で変更・調整することも可能だ。

photo 最初に設定する際には、新しいデバイスに、親のデバイスを近づけると、設定の条件をサジェストしてくれる

 また、その後も、子供の年齢に応じて、時折、設定の変更を提案してくれる。どのアプリ、どの映像にアクセス可能か? 何時から何時までデバイスを使えるようにするか? 位置情報を共有するか否か? 時折広げるべき設定をサジェストしてくれる。

photo 利用時間や使えるアプリの種類を自由に設定できる

一番の宝物は、みんなで共有

 もう1つの素晴らしい機能は「iCloud共有写真ライブラリ」。

 子供たちもiPhoneを持つ年齢になると、みんなが写真を撮るようになる。

photo わが家の家族写真。息子は18歳、娘は21歳。それぞれそろそろ巣立つ年齢だ

 お互いに取った写真はクラウド共有された方がいい。これまでだって、手動で共有フォルダを作れば可能だっがが、今回の新機能では、撮影した場所の情報や、写っている人の顔などから一緒にいることを認識して自動で共有してくれる。

photo こちらの機能もクレイグ・フェデリギが紹介した

 わが家でいえば、私が撮った写真は共有したりもするが、子供たち目線の写真を送ってもらうことは少ない。この「iCloud共有写真ライブラリ」を使えば、自動的に写真が共有されるよううになるのだ。

photo それぞれのフォトライブラリから、家族と同じ場所にいた時の映像を抽出してくれる

 子供の成長は速く、一緒にいられる時間はそう長くはない。ファミリーシェアリングで、家族の撮った写真をしっかりと共有しておこう。

 これらの機能は、7月にパブリックβ版として公開され、秋には公開される。

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