さらに深く調べていくと、Fine Arts Museums of San Franciscoに収蔵された彼の作品の中に「Fuel for Thought, poster for Apple Corp」というタイトルのポスターを見つけました。1987年の作品です。
赤く輝くメガネをかけた人物の頭が煙突になっていてそこから煙がモクモクと出ています。下には「Presented By Apple University」と林檎マーク付きで書かれているので、Apple社内の教育プログラムのポスターのようです。
かなり昔からAppleとマイケル・シュワブの間にはつながりがあったことが伺えます。
今回はApple Parkビジターセンターの新限定Tシャツについて紹介しました。お土産用のTシャツではありますが、興味を持って深堀りしていったらちょっとしたトリビアを見つけることができて楽しめました。
シリコンバレー周辺では、スポーツや音楽の大型イベントが再開して昔に戻った感じですが、その一方でコロナの感染者も増えています。Appleは出社する従業員に対して検査キットを無料で配布し、週2回の検査を義務付けているそうです。これほどの厳重なコロナ対策をしてまでキャンパスの安全を確保しているAppleにとって、Apple Parkに外部のデベロッパーを招待するというのは相当大きな判断だったことでしょう。
人と人が集まり交流することによって「Fuel for Thought」が注入され、新しいものを考え出すパワーになると信じているのでしょうか。だからAppleは従業員をキャンパスに戻し、デベロッパーが集う場を提供しているのかもしれない、そんなことを考えたWWDCでした。
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