解像度アップ、という意味では液晶など、マイクロOLED以外を手がける企業も黙ってはいない。
ジャパンディスプレイは、VR向けディスプレイでシェア4割を占める大手。彼らが作るのはVR向けの液晶ディスプレイだが、すでに「1200PPI」を超える製品を出荷済みで、2025年には「2000PPI」を超えるディスプレイを実現する。すでに試作は完了しており、筆者も見ることができたが、こちらも素晴らしい解像度だ。
ジャパンディスプレイは将来的に2500PPIで30PPDを超え、視野が130度と広いディスプレイの開発を目指している。小型液晶にローカルディミング技術を組み合わせたもので、いわゆる「HDR」表現も可能になる。
同社もソニー同様、VR機器向けのディススプレイ事業には非常に大きな期待を寄せており、「スマホ一本足打法の経営」から脱するための1つの柱と考えているという。
前述のマイクロOLEDも含め、高解像度でVRに向くディスプレイの開発計画が多数あるということは、それだけ調達に向けた競争も厳しいということであり、良い製品が登場する後押しになる可能性が高い。
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