ITmedia NEWS > 製品動向 >

「M2 Macが欲しい」人がMacBook AirとProで迷ったら、この一択(3/3 ページ)

» 2022年07月25日 16時25分 公開
[村上タクタITmedia]
前のページへ 1|2|3       

では、なぜ「安い方のMacBook Pro」が売れるのかという謎

 しかしながら冒頭にも書いたように、「安い方のMacBook Pro」は世界で2番目に売れているノートパソコンなのである。

 このあたり、われわれ分かってるつもりの人間にとっては、悩ましい部分である。

 1つには、われわれのようにスペックを調べまくって、買う人間ばかりではないという現実がある。そのあたりの情報を伝えきれていないメディアにも責任があるのかもしれない。

photo ディスプレイはMacBook Air(左)の方が、FaceTimeカメラのノッチ分だけ縦に大きい。上の角にRが付いて、コーナーギリギリまで広がってるのがLiquid Retina ディスプレイの特徴
photo 設置サイズはほぼ同じ。厚さは、M2 MacBook Air(下)の方が4.3mm薄い(形状のデザインのおかげでそうは見えないが)
photo 電源ポートがMagSafeとして別に設けられたのもMacBook Air(下)の特徴。ケーブルを引っかけた時に安全だし、2つのストレージの間でコピーする時にも便利

 近い値段で「Air」と「Pro」という商品があったら、「Pro」の方が高級に見えるという心理もあるのかもしれない。

 また、いろいろな人に意見を聞いたところ、「Pro」とある方が業務用途では購入しやすい、経費で購入しやすい……という話もあるらしい。

 事実、シリコンバレーのIT企業では、ほぼ標準モデルとして、この「安い方のMacBook Pro」が選ばれているらしい。これなら、何も言わなくても会社から提供されるが、他のモデルを欲しがると、いろいろと書類手続きが必要になる……というわけだ。

 というわけで、そういう事情があるのならともかく、自費で買うならスペック、機能ともに明らかにM2 MacBook Airがお勧めだ。お間違いなきように。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.