しかしながら冒頭にも書いたように、「安い方のMacBook Pro」は世界で2番目に売れているノートパソコンなのである。
このあたり、われわれ分かってるつもりの人間にとっては、悩ましい部分である。
1つには、われわれのようにスペックを調べまくって、買う人間ばかりではないという現実がある。そのあたりの情報を伝えきれていないメディアにも責任があるのかもしれない。
近い値段で「Air」と「Pro」という商品があったら、「Pro」の方が高級に見えるという心理もあるのかもしれない。
また、いろいろな人に意見を聞いたところ、「Pro」とある方が業務用途では購入しやすい、経費で購入しやすい……という話もあるらしい。
事実、シリコンバレーのIT企業では、ほぼ標準モデルとして、この「安い方のMacBook Pro」が選ばれているらしい。これなら、何も言わなくても会社から提供されるが、他のモデルを欲しがると、いろいろと書類手続きが必要になる……というわけだ。
というわけで、そういう事情があるのならともかく、自費で買うならスペック、機能ともに明らかにM2 MacBook Airがお勧めだ。お間違いなきように。
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