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見せてもらおうか、ソニー「α7R V」の実力とやらを 待望のスチル機が超レベルアップ荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/7 ページ)

» 2022年12月17日 13時55分 公開
[荻窪圭ITmedia]
電車の運転席部分を検出したところ

 もちろん走行中の電車をAF-Cで追うのもOkだ。

走ってくる列車を被写体検出+AF-Cで追いつつ連写した(24-70mm 70mm 1/1600秒 F2.8 ISO100)

 ただ、非常に暗くなると被写体検出AFがうまく働かないことも。暗くて被写体検出がうまくいかないことがあった(通常のAFならかろうじて捕捉できる)。まあそこまで暗い場所で使うこともそうはないだろうけど。

夜に出会った猫。ISO25600に感度を上げてやっと1/25秒という暗さだった。ここまで暗いと瞳AFはつらい(24-70mm 70mm 1/25秒 F2.8 ISO25600)

 ISO感度もはISO100から最高でISO32000。さらに拡張ISO感度でISO102400まで行けるが、高画素な分、画素数を抑えたα7 IVに比べるとちょっと低い。

 常用はISO12800くらいか。

ISO1600から102400まで変えながら撮影して部分を切り出したもの。最下段のISO51200と102400は拡張ISO感度

 もちろん人物の瞳検出は相変わらず優秀。

雨天で条件は悪かったけど、色はきっちり出た。美肌効果を使って肌を滑らかにする機能もあるがここでは未使用(24-70mm 39mm 1/40秒 ISO200)

 被写体検出のターゲットを人物にしたときは美肌効果をかけることもできる。

 リアルタイムトラッキングが相変わらず優秀なので、AF-Cで被写体を追いつつ撮るのも得意だ。

 シャッタースピードはメカシャッター、電子シャッターともに1/8000秒まで。電子シャッター時のローリングシャッター歪みはけっこう大きい。電子シャッターも使えるが、基本的にメカシャッターで撮るカメラと思っていいだろう。

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