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「モバイルSuica」、中高生の通学定期券に対応へ 「モバイルPASMO」も

» 2023年01月25日 17時20分 公開
[山川晶之ITmedia]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は1月25日、「モバイルSuica」ついて、中学生・高校生用の通学定期券の取り扱いを3月18日から開始すると発表した。iOS/Android版アプリで利用可能。パスモが提供する「モバイル PASMO」でも、18日から同様の定期券の取り扱いをスタートする。

「モバイルSuica」が中高生の通学定期券に対応へ

 これまで同サービスの通学定期券は大学生のみ対応していたが、より多くの学生が窓口に並ぶことなく定期券を購入できるようにする。ただし、小学生・実習用の通学定期券はモバイルSuicaでの取り扱いには対応しないとしている(Apple PayのSuicaは満13歳未満では利用できない)。

 あわせて、モバイルSuicaアプリ上での新規通学定期券の予約・購入も可能になる。これまでは、定期券の予約には、Webブラウザ用の会員メニューサイトから通学証明書などをアップロードする必要があったが、アップロード含め、予約から購入までアプリ内で完結できるようになった。

アプリ内で通学証明書のアップロードから予約・購入まで完結

 また、保護者が持つクレジットカードを使った代理決済「ワンタイムクレカ決済」を導入。入力したクレジットカード情報をアプリに保持せず、通学定期券の購入決済時および、Apple Payで記名式Suicaを新規発行する場合の初回チャージのみで使用可能。不用意なチャージを防ぐことができる。

保護者のクレジットカードを使った代理決済にも対応

 その他、モバイルSuicaでは、JR東日本と他の鉄道会社との「連絡定期券」についても発売するとしている。

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