自動調理鍋市場の規模は、製品安全協会が認証した「SGマーク」の電気圧力鍋の集荷枚数から、20年時点で94万台。それにホットクックを始めとする圧力機能を搭載しない電気鍋を追加すると年間100万台を突破したところだと推測できる。そこにオートクッカービストロが追加され、市場はさらに活気付くことは間違いない。
同じ調理家電のなかでも炊飯器の年間出荷台数は約500〜600万台にも及ぶ。年間100万台は炊飯器の5分の1の規模。そう考えるとこれからさらに自動調理鍋市場は拡大すると予想できる。
これまでは、1万円台の各種電気圧力鍋と6万円を超えるホットクックしか選択肢がなかったが、昨年登場のシェフドラムと、2月登場のオートクッカーによって、高級価格帯での選択肢が大きく広がった。
ホットクックのライバルが登場したことにより、市場はこれまで以上に盛り上がりを見せるはずだ。パナソニックが満を持してオートクッカービストロを投入したことが、本格的な自動調理鍋の普及のきっかけになるのかもしれない。
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