後発のメリットを生かしてさまざまな機能を搭載するオートクッカー。食材を鍋底からかき混ぜられる機能のおかげで、チャーハンやあめ色玉ねぎづくりを試してみたところ、同じかき混ぜ機能を持つホットクックやシェフドラムよりも出来がよかった。実勢価格は最も高いがそれだけの実力はあるといえるだろう。
オートクッカーは、ホットクックの牙城を崩せるのだろうか。鍵となるのは製品の機械的な特徴や機能ではなく、製品を購入することによって「どういう生活を生み出せるか」という消費者への提案だ。
ホットクックがヒットしたのは、「ほったらかし」で調理できるというキッチンからの開放と、無水調理のおいしさ、栄養素を逃さず食べられる健康への訴求が広がったことにある。詳細は、ITmediaビジネスオンラインの筆者記事を参照してほしい。
対してオートクッカーが提案するのは「手間ひまをかけず、ラクにおいしい調理ができる」という提案だ。圧力調理に対応しているため、時短調理が可能な点もポイントの1つだが、現状ではまだ、実生活への提案がやや弱いようにも感じた。
しかし今後、新たにコラボメニューが追加されたり、パナソニックが展開する家電のサブスクサービス「foodable」などに追加されれば、また新しい展開が広がるだろう。
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