現在、新しく掃除機を購入しようしようと考えたとき、一番の候補に挙がるのがスティック掃除機だ。この流れをつくったのがダイソン。11年発売の「ダイソン デジタルスリム DC35 マルチフロア」が、紙パック式のキャスター型掃除機が主流だった日本市場を塗り替えていった。
ダイソンが市場をけん引したことに加えて、スティック掃除機はボディがコンパクトな点やバッテリー駆動のため強力なモーターを搭載しにくい点などから、集じん方式に紙パック式は採用されにくく、多くのメーカーがサイクロン式を採用している。
そんな中、22年末にちょっと面白い製品が登場した。それが日立グローバルライフソリューションズの紙パック式コードレススティッククリーナー「かるパックスティック PKV-BK3K(以下、かるパック)」(実勢価格6万7120円)だ。
かるパックは集じん容量0.4Lの紙パック式スティック掃除機だ。紙パック式掃除機は吸い込んだごみが紙パックにたまってくると、ごみが目詰りして風路をふさぐため、吸引力が低下しやすいという弱点がある。AC電源で駆動するキャニスター掃除機はハイパワーのモーターを搭載することで吸引力の低下を防げるが、バッテリー駆動のスティック掃除機では、それが難しかった。
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