米Adobeは6月15日(現地時間)、第2四半期(3〜5月)の決算を発表した。売上高は前年同期比9.8%増の48億1600万ドル、純利益は9.9%増の12億9500万ドル(1株当たり3.91ドル)。生成AI関連の強い需要を背景に、売上高は四半期として過去最高を更新した。
部門別では、PhotoshopやIllustratorを含むCreative Cloudを担当するDigital Media部門の売上高は10%増の35億1000万ドルと好調だった。マーケティング関連サービスのDigital Experience部門は12%増の12億2000万ドルだった。
シャンタヌ・ナラヤンCEOは発表文で「Adobeの画期的なイノベーションにより、生成AIの新時代をリードできる立場にある」と語った。
第3四半期については、売上高を48億3000万ドルから48億7000万ドル、1株当たりの純利益を3.95〜4ドルと予測した。
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