Twitterは「開発頼まれても断りたいレベル」？ エンジニア視点で意見続々

[岡田有花，ITmedia]

　Twitterは、「エンジニア視点で見ると、作ってと言われたら断りたいほどめんどくさいしろもの」――ドワンゴ取締役／ニコニコ代表の栗田穣崇（くりた・しげたか）さんのこんなツイートがきっかけで、Twitterを開発する難しさについて、エンジニアたちが意見を交わしている。

　栗田さんは、「Twitterのタイムラインはユーザーから見ると『ツイート並べてるだけでしょ？』みたいに簡単なサービスに見えるけど、エンジニア視点で見ると、作ってと言われたら断りたいほどめんどくさいしろもの」とツイート。

　Twitter代替サービスがなかなか出てこない理由として、開発が大変なこと、維持費が大きいのにマネタイズが難しいことを挙げた。

　ニコニコ動画の開発に初期から関わっている戀塚昭彦さんは、栗田さんの投稿を引用しつつ、「最近のTwitterは多機能、大規模、高速を全部兼ね備えてるので、ちょっとやそっとじゃ真似できない」「すごい小規模ならある程度は簡単に作れそうでも、ユーザー数とリアルタイム性によって実現してる『場』が成立しない」と述べた。

　他のエンジニアからも、Twitterのリアルタイム性や、数億人というユーザー規模、大規模データベース管理などの視点から、開発や維持は「絶対にやりたくない」といった意見が続々と出ている。

Twitterを運営するX社のイーロン・マスク氏も、その難しさ痛感しているかもしれない